学んだ事を分かち合うことの大切さ

2017/10/05

 

最近行った講習会で聞いたことですが、最近の若い20代、30代の美容師さんが50代、60代のお客様のリピート率が弱いとのこと。
どうやらそういった傾向があるらしいのです。(*´з`)

 

統計によると美容師の年齢プラスマイナス5歳のお客様が来やすいとのことです。
美容師の皆さんいかがでしょうか?
またお客様の皆様は今お付き合いのある美容師さんの年齢は、自分の年齢プラスマイナス5歳でしょうか?(・∀・)

 

ちなみに私の場合は26歳の年齢に対して30代後半~80代のお客様をよく担当させていただきます。
また男女比も5:5です。
統計に当てはまらない結果ですね(笑)

 

今回は私が人生の大先輩であるお客様とどんな想いで関わっているのかをご紹介したいと思います。

 

 

【人生の経験を重ねたお客様ほど人間性を見ているという事】

 

私が担当している60代のお客様とのお話です。
わかりやすいようにお客様のことをTさんと表現させていただきます。

 

Tさんが初めていらしたのは3年前の12月のこと。当店では珍しい飛び込みでのご来店でした。
年末でどこのお店も満席でウチのよってダメならあきらめようとしていたそうです。
たまたまキャンセルで空きが出たので直ぐにご案内させていただきました。これが私とTさんの出会いです。

 

2回目にご来店されたときにまた来ようと思った理由を尋ねてみました。
カットを気に入ったのと雰囲気が落ち着くので来ましたと教えてくださいました。

 

ビビりな私としては(見えないと言われますが)とても嬉しかったのを今でも覚えています。
私は学びにセミナーや講習会に行ったりしますが、このこともお客様とも分かち合うようにしています。
こんなことを知って自分はこんなことに気が付いてこんなことをを感じたんです~(≧▽≦)
何故分かち合うのかというと、自分が学んで気が付いたことがお客様の人生において何かしらの役に立つ可能性があると信じているからです。

 

この日もカットとカラーをしながら学んだことを分かち合っていました。

 

内容は「何のために働くのか」ということを日本の歴史から学ぶというものでした。
何を意識して働くか、どんなことを思って働くかは自由で誰に何を言われても気にすることはないという事が私にとっては衝撃的でした。

 

そして自分は何の為に働くのか、意識するのかを考えて出た答えは、私は私の為に働くということです。
私の為に働くことは、お客様の為であり、会社の為であり、国の為というのが私の結論です。

 

このことを分かち合ったときにTさんは感動してご自身のことを話してくださいました。
Tさんが小学生のころ作文で「父親はなんのためには働いているのか」について書く授業があったそうです。
Tさんのお父様は国の為に働くんだといつも話していたそうです。
Tさんはそんなお父様をとても尊敬していたそうです。

 

しかし、Tさんが作文を発表すると先生から「そうね~ちょっと違うかな。家族の為よね。」と言われてしまったそうです。
Tさんは自分のことも尊敬するお父様のことも否定されたように感じて、とても悲しい体験をしたということを教えてくださいました。

 

そして、今私の話を聞いて50数年前の悲しみが癒されましたと言ってくださいました。
やっぱり自分の父親の志は間違っていなかったと、とても素晴らしかったんだと改めて感じることができたそうです。

 

そこから、Tさんとの信頼関係が深まったように思います。

 

家族のご都合で笹塚を離れた今も電車で40分もかけて月に1度のペースで通ってくださっています。
また学びチャレンジし続ける私と分かちあう中で、自分もまだまだと「60代からの就活始めたんです~」なんて楽しそうに言って
今はご自分の体調を大事にしながら働いていらっしゃいます。

 

私もTさんも共に自分が幸せを感じられる人生を生きる為に、楽しかったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、悲しかったことを分かち合っています。

 

 

BeautyHouseHARUに努めて6年目になります。

ヘッドスパを中心に癒しを提供してきて思うんです。
本当に人が癒される瞬間って人の想いに触れたとき、【愛】に触れたときなんじゃないかなって。

だから私は今もこれからも【愛】を与え続けます。
そして、そんな美容師、美容室が増えることを心から願います。
接客とは本心を分かち合うことであり、お客様と共に今を生きるということ

 by yukari

 

なんちって( *´艸`)

 

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